SyntaxHighlighter

2016/08/14

Windowsで使いたいWi-FiのSSIDが表示されない場合の対処方法

やっぱりまだまだ難しいよねWi-Fiって


無線LAN機器の相互接続性を保証するWi-Fiアライアンスのロゴ。
そうは言っても、電波法の関係などで国をまたぐとうまく行かないこともありますな。
(Wikipediaより転載。Creative Commonsライセンス)


やや事情があり、家人が使うPCのUSB Wi-Fiアダプターを日本で新調したのですが、そのアダプターで米国の5GHz帯Wi-Fiに繋がらない…というトラブルに見舞われました。

そもそも日本と米国ではWi-Fiに使える周波数帯も違うので、やっぱり米国用に買わなきゃダメやろ…ということで$20くらいのUSB Wi-Fiアダプターを購入したのですが、それでもどういうわけか繋がらない。

症状は以下のような状況です。さて、ネットワークエンジニアな皆様、どのような可能性を探りますか?


  1. そもそも繋ぎたい5GHz帯のSSID(ネットワーク名)がWi-Fiのリストに表示されない
  2. でも、例えば私のスマートフォンやラップトップはそのSSIDに接続できていて通信できているので、存在していないわけではない
  3. SSIDブロードキャストもONなので、隠されているわけではない
  4. そもそもWindowsで「非公開のネットワーク」を選択しSSIDを手入力しても「接続できませんでした」となる
  5. もちろん、WPA2のセキュリティキーも5回くらい確認し、コピペもしているので間違っていない
  6. 購入したUSB Wi-Fiアダプターは5GHz帯対応を確認済み(むしろ2.4GHz帯が非対応)


ちょっとこの下にスペース開けますので、ウデに自信のある皆様、考えてみてください。ちなみにデバイスの初期不良ではありませんでした。




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さて、では私が取った手順を見ていきましょう。


トラブルシュート時の常套手段:ぼんやり設定を眺めてみる


Windows 10のWi-Fi設定周りは、以下どちらかにあります。


  1. スタートメニュー > 設定(歯車アイコン) > ネットワークとインターネット > Wi-Fi
  2. スタートメニュー > ncpa.cpl とタイプ > Wi-Fiアダプターを右クリック > プロパティ

今回は2を掘り下げていきます。


Wi-Fiのディープめな設定を開く方法

ここに、お持ちのWi-Fiアダプターに関するディープめな設定が集まっています。

※注:設定内容を理解しないまま変更すると、安定して稼働しているものも稼働しなくなるリスクがあります。必ず設定内容をご理解いただいた上で変更してください。

今回注目したのは「チャンネル コード(5GHz)」という設定項目。

Windows 10で、Wi-Fiアダプターの構成から「詳細設定」タブを開いたところ。
Wi-Fiに関する細かな設定が制御できます。ただし設定項目はアダプターにもよるようで、
私のラップトップのオンボードWi-Fiにはチャンネル コードはありませんでした。

この「値」プルダウン、初期値が#6 (36-48) になっていました。ここで「あれ?」と思ったのが解決のキッカケ。5GHz帯ってこんなにチャンネル幅狭かったっけ?

Wi-Fiアクセスポイントのブラウザ設定画面を見に行くと…

Wi-Fiアクセスポイントの5GHz帯設定画面。チャンネルは36-48、飛んで149-165が設定可能。
もちろん設定はAutoですが。

だよねぇ。149チャンネル以上もあるよねぇ。


で、ここで私のAndroidスマホにWi-Fi Analyzer入ってたな、と思い出す。私が使っているアプリはこちらのリンクから


Wi-Fi Analyzerによるチャンネルの可視化。はい、我が家のWi-Fiはチャンネル161で動いていました。

ここですね、やはり。ウチのWi-Fiはチャンネル161、そしてアダプター側がこのチャネルをカバーしていない。

ちなみにWi-Fi接続済みのWindows PCがあれば、以下からも使用チャンネルは確認可能です。



    • スタートメニュー > 設定(歯車アイコン) > ネットワークとインターネット > Wi-Fi > ハードウェアのプロパティ

    画面で見ると、こんな感じ。



    と、いうことで、家人のUSB Wi-Fiアダプタの「チャンネル コード(5GHz)」の設定を、アクセスポイント上で設定可能な範囲と同じ 「#10 (36 - 48, 149 - 165)」に設定して再起動したら無事に見えるようになりました。




    結論


    Wi-Fiは一度繋がればとっても便利な反面、トラブルに見舞われてしまうと「目に見えない」がゆえにハマり度も高い気がします。アダプターによっては上記のようなチャンネルコード設定がない場合もあり、そうした場合は手動でアクセスポイントとアダプターのチャンネル数字を合わせるなどの対応が必要になることもありそうです。ちょっとハードル高いですよね。


    とりあえず、見えるはずのWi-Fi SSIDが見えない時は


    • アクセスポイント側でSSIDブロードキャストがONになっているか(後でOFFにするにしてもトラブルシュート時はON推奨)
    • アダプター、アクセスポイントともに希望周波数帯(2.4GHz=802.11b/g/n or 5GHz=802.11a/n)に対応しているか
    • デバイスドライバーは最新になっているか(アクセスポイントとアダプターのメーカーが異なる場合の相互接続性が改善したりします)
    • チャンネル数カバレッジの設定はあっているか

    を確認すべし、というのが今回の私の結論でした。

    いやはや。IoTとかWi-Fi前提なものも多いけど、こういうところ、もうちょっと整えないと「思ったように繋がらない」問題ってきっと出てくるよね。電波法とか電波既得権とかいろいろあるの、分かるけどさ。