楽天モバイルから日本通信への移行顛末記 2022年8月版
いざ移行してみたものの…
手続きの流れ
- 日本通信のwebサイトで申し込みを実施
- 住所確認書類を実家宛に送付してもらうよう手配。受け取りは本人でなくても可能
- 同書類の到着後、楽天モバイル側でMNP手続きを実施、MNP予約番号を入手
- 書類に印刷されたQRコードから日本通信のサイトにログイン、MNP予約番号と利用端末であるPixel 6 ProのEIDを入力(ここに想定外1)
- eSIMの設定ダウンロードを待つ
- Androidの設定からSIMを選択、日本通信eSIMをactivate(ここに想定外2)
- APN設定からb-mobileを選択(ここに想定外3)
想定外1: 日本通信はeSIMについてiPhoneとiPadでしか動作を保証していない
- eSIMのダウンロード時に端末のEIDというものを入力する必要があるのですが、iPhoneではコピペができるのに対しAndroidはそれができない
- AndroidのEIDの調べ方について日本通信のサイトでは説明がなく、Google検索して把握
想定外2: Pixel 6ではeSIMは一度にひとつしかactiveにできない
もしかして一般的にそうなの?もしかして私知らなかったのがイマサラ?って感じなのですが、アメリカで使っているGoogle FiのeSIMと、日本通信のeSIMは同時にactivateすることはできないようです。
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日本通信SIM(docomo SIMとして認識されます)をActivateしようとすると、 Google Fiを停止するよ、との説明が表示される |
つまり日本の電話番号を待ち受け状態にすると、アメリカの番号での着信ができない。逆も真なり。楽天の時はGoogle FiがeSIM、楽天が物理SIMだったので同時待ち受けができて便利だったのですが、eSIMに変な欲を出したせいでそれができず。
結果、改めて手数料3,300円を支払って日本通信に物理SIMの発行手続きを実施しました。とほほ…🥲
ま、この辺全部オンラインでできるようになってるのでまだいいですけどね。現在物理SIMカードの到着待ちです。
想定外3: APNが自動設定されない
実は上記想定外2の手順でSIMを切り替えても、電波受信アイコンはちゃんと接続しているようなのにデータ通信ができない事象が発生しました。ブラウザを開いてもページが開けない。
最初はSIM切り替え直後で時間かかってるだけかな?と思って放置してみたのですが、1時間ほど経過しても解決しない。これは何かおかしい。
そもそも格安SIMがどういうモノかは理解しているつもりなので、なんとなくAPN周りかな…と思ってAndroidの設定(Settings > Network & internet > SIMs > docomo > Access Point Names)を開いてみると、デフォルトではどれも選択されていない。
なおGoogle Fi SIMにしているときには Google Fi - Tm (h2g2) が選択されています。
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Google FiのAPN |
日本通信SIMをActivateした状態で同じ設定を見に行くと、いくつかの見慣れたMVNOのリストの中に「b-mobile」という選択肢が。基礎知識として日本通信はその昔b-mobileというブランド名でMVNO(格安SIM)を提供していたことを知っていたので、迷うことなくそれを選択、無事にデータ通信も開通しました。
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日本通信SIMのAPN |
…とまぁ、こんな紆余曲折がありましたがひとまず日本の電話番号を月額290円で維持できる体制は整いました。あとは物理SIMカードが届いて、FiのeSIMと日本通信の物理SIMでのデュアルSIMで両番号の同時待ち受けができれば完成です。