2015/11/01

カリフォルニア州の運転免許証にまつわるあれこれ

アメリカ在住日本人の定番blogネタ、運転免許証関連について、私も真似てまとめておきます。
なお以下の情報は2015年11月に、2014年時点のことを振り返って書いたものです。その後は制度や関連法規が変わっている可能性があります。


Source: Google maps

1. そもそも要るの?

よく語られている話ですが、改めて。調べたところによると

  • 一応、日本で取得する国際免許はカリフォルニア州でも有効
  • ただし別の法令で「カリフォルニア州に入州してから10日以内に運転免許を取得すること」という定めもある(たぶんアメリカ国民しか想定してない)

という状況のようです。そして聞くところによると

  • 教員のサバティカルなど1年程度の滞在・駐在の場合、免許を取得せずに本帰国する人もいる

ようなので、取らない人もいるようです。ただ、日本と同じく免許証は身分証明書として機能するので

  • 酒やタバコを買うときの年齢確認:特に日本人は幼く見られがちなので、酒買うときはほぼ必須
  • クレジットカードの本人確認:クレジットカード決済時に身分証明書の名前と一致するか時々確認される

ので、あると格段に便利。そして取得に当たっては

  • 自分のクルマ、ないしレンタカー(アメリカのDMVには教習車などありません)
  • 自動車保険(レンタカー保険でもカバーされることがある模様。詳しくはレンタカー会社に相談を。たぶん "I'd like to take a driver license exam with this. Is it possible?" とか)
  • Social Security Number(理由があって取得できない場合には不要:駐在員ビザでアメリカでの納税が発生する場合は必須なので、ないと免許試験受けられません)
  • ビザ書類(パスポート、I-797(Lビザの場合))ないし永住権証明

が必要になります。特に保険はそこそこ費用もかかりますね。

これまで私は以下の状況で免許が必要となりました。

  • 交差点の左折についてマズかったときに覆面パトに捕まった時
  • カメラで監視された交差点において、赤信号右折時に一時停止不十分で違反取られたとき

アメリカに住んでいるとほぼ毎日運転が必要になるので、その分交通違反リスクや事故リスクも高まります。
私は日本では月1~2回の運転でゴールド免許でしたが、在米1年で3回警察のお世話になっています…。
それらに鑑みて、取得の判断をされてはいかがでしょうか。

個人的には、1年以上住む予定で、米国内で納税が見込まれる(SSNをどうせ取る)なら取得した方がいいと感じます。


余談ですが、カリフォルニア州の「10日以内に取れよ」というのは外国人にはほぼ不可能なのでスルーするしかありません。
連邦機関(SSN発行)の遅さが原因で州の法律を遵守することができない、という状況です。まぁ仕方ないですな。

2. 免許取得への流れ

大まかにいうと以下のような感じ。
  1. Webで筆記試験の予約をする(私の時は予約なしでも行けたようですが、今は必須になったようです)
  2. (本気でやるなら)DMVで配布されている Handbook (リンク先はCA州DMVのハンドブック配布ページ)を読み込む(私は全読しましたよ。眠くなったけど)
  3. 筆記試験に合格し、練習用免許を交付してもらう(確か有効期限3ヶ月)
  4. 仮免の期限内に実技試験に合格する
  5. 何もトラブルがなければ(ここ重要)、仮免許証が発行され、後日免許証が郵送されてくる

1. 筆記試験 (Written test)

英語と日本語で受けられるようですが、日本語だと問題数が増える(交通標識の意味を問う問題)ようです。
また、妙な訳があり答えに迷う問題もあると聞きます。私は英語で受けました。さほど難しい英語はないし、Handbookを読む過程で辞書を引いて専門用語(Pavementが舗装、とか)を把握しておいたので全く問題なし。

ちなみに商用でない一般免許証はClass Cというものです。

私が受験した2014年現在、筆記試験の場所(別に個室とかじゃなく、待合ロビーの一角のオープンスペースに机があるだけ)にコンピューターが導入されはじめていました。もしかしたら今後すべてコンピューターベースの試験になるのかもしれません。

また練習問題もネットにいくつか落ちています。
California driver license written test practice などで検索してみてください。


初回受験の場合は36問中30問以上、更新の場合は18問中15問以上の正答で合格。その場ですぐ採点してくれます。

合格すれば、練習用仮免をその場でゲット。できれば、その場ですぐに実技試験の予約をすることをオススメします。
"Can I take a reservation for behind-the-wheel test?" 

2. 実技試験 (Practice test または Behind-the-wheel test)

自分でクルマを持ち込む必要があります。レンタカーまたはマイカー。
そして、最近は「免許を取得してから1年以上経っている人の運転で来なければならない」というルールを徹底しているDMVオフィスがあるようです。もしかしたら全オフィスかも。

私の時は私一人で行って普通に受験できましたが、私の同僚は「ダメ。ゼッタイ」状態。建前上は、受験者の運転だけでDMVに来られるはずがないですからね。

しかし同行者には試験終了までお待ちいただくことになるので、なかなかハードル高いです。身内に居れば一番いいんですけどね。


さて、試験内容はまぁ Handbook に書かれていることが実践できているか、ということ。
特にポイントは

  • Stopサインできちんと一時停止しているか
  • 制限速度を守っているか
  • 交差点で左右をよく見ているか
  • 車線変更時、きちんと振り返ってみているか(アメリカは車線が広いので死角が日本より大きい)
  • 歩行者が道路を渡りそうなとき、きちんと一時停止できるか

というあたりのようです。なお、これらは一つでも違反すると即刻試験中止になる厳しい要素。
試験官にドヤ顔で「落とせるもんなら落としてみろ」くらいの気持ちで望みましょう。

私はSan MateoのDMVで受験しました。受験直後にGoogle mapsにコースを残していたのでここに掲載します。
なおこれとは異なるコースであるケースもあるようです。




最大のポイントは、一時停止時は止まってから3秒数えることと、直線道路でも左右をよく見ることですね。


3. 合格後、免許証受領前

さて、ここが最大の難所デス。実は。

首尾よく筆記、実技ともに終わったとしても、決して安心してはいけません。
スムーズに免許証が送られてくることはまずありえないと思ってください。

DMVという機関は、そのくらい評判が悪いです。

運のよいことに私自身は非常にスムーズに送られてきたのですが、私の同僚は3ヶ月待っても来ず、ビザ関連の書類を郵送し、電話し、それでも送られてこず、また電話し、つながらず、書類をFAXし、電話し、つながらず、やっとつながって、それで送られてきたそうです。

もうこれは根気よくやるしかありません。英語での電話は怖気づくかもしれませんが、それでもやらなければなりません。
ひたすら祈りましょう…。



3. 結論


と、いうことでした。皆さんの幸運を祈ります。