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ランニングトラッカー SHFT を試してみた

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取得できる情報量はピカイチ、ですが… SHFTポッド。1つ単独、または2つセットで使用します せっかくランニングを趣味にしているので、 ランガジェットを色々と試してみている わけですが、ある日Kickstarterのサイトをぼんやり眺めていた時に見つけたのがこの SHFT  Oneです。 当初はSHFT IQと呼ばれ、センサーを元にしたデータを元にバーチャルコーチがランニングの改善アドバイスをリアルタイムでやってくれる、との触れ込みでした。ところがクラウドファンディングが成立してから2ヶ月後、支援企業の倒産やハードウェア設計の見直しなどが必要となり、キャンペーン開始当初に説明された商品とは少々異なるものが届きました。 具体的には当初約束されていた以下2つの機能が削除された形です。ま、正直言うと出資した金額なりかな、とは思います。 スマートフォンなしで単独で走れる → スマホなしでは測定できなくなった AIを元にしたランニングアドバイス機能 → おそらく定型文のみのアドバイスに ここではランニングトラッカーとしてのSHFTを他のトラッカーと比較する形で評価してみつつ、このあたりのクラウドファンディングプロジェクトの経緯も振り返ってみようと思います。 製品概要 SHFT OneのポッドとUSB充電ケーブル SHFTは、カンタンに言うとこんな製品です。 ひとつのポッドだけで使う場合、右足のシューズにクリップする 二つある場合、ひとつとシューズに、もう一つを上半身にクリップする(取得するデータが増えるようです:後述) GPSは搭載しておらずスマートフォンのものを利用 スマートフォンとBluetoothで接続し、専用アプリとデータ連携 私が持っているランニングトラッカーの中では、見た目は最も良いですね。エヴァンゲリオンのインタフェース・ヘッドセットを彷彿させます。 類似製品との比較 機能を比較してみると、こんな感じです。 ランニングトラッカー比較 2017/12/24時点の機能をベースに比較しています SHFT One Garmin Footpod JINS MEME (RUN NE

Voice Assistantたちの国境、という話

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便利ですよ、実際のところ Amazon Echo Dot、Alexa対応スピーカーの最廉価なモデル。定価でも$49.99、セールだと$30とかで買えたり。 出典: Amazon Press Room より 日本でもスマートスピーカーが徐々に立ち上がりつつありますね。ここカリフォルニアはサンフランシスコも、2年ほど前からでしょうか、スマートスピーカーが盛り上がってきています。 私もAmazon Echo Dotをとある方からプレゼント頂いたのと、Android端末であるGalaxy S6 EdgeのGoogle Assistant、iPhoneのSiriとそれぞれ三つとも使っています。まだまだ「使いこなす」レベルではないですが、以下のようなシーンで活躍しています。 毎朝、起きてすぐ、洗面所に置いたEcho Dotに「Alexa、今日のサンフランシスコの天気は?」と「Alexa、今日の予定は?」 通勤のクルマにて「Ok, Google. 駅までのナビして」「Ok, Google. 道は混んでる?」 仕事中に「Siri, ○○に電話して」「○○にFaceTimeして」 まぁ、最後のは手で打ってもさしたる手間はないんですが、朝の天気予報、予定確認、それにクルマの中での完全ハンズフリーは本当に快適です。慣れてくると、逐一キーボードで打つのが面倒に感じるくらいに。特に誤打の修正が面倒なスマホですから、英語の発音をちょっと頑張る方がまだマシに感じます。 一方で、音声だけでできることには限界があるのもまた真実。特に感じるのは、各「 帝国 」の「 国境 」の存在。今回のブログエントリでは、この「国境」について問題提起してみたいと思います。 私が感じた「国境」とは ここでいう「帝国」とは、Google、Apple、Amazonのそれぞれのエコシステムというか、それぞれの世界を指しています。 例えばGoogle帝国にはAndroidスマートフォンがあり、Google Mapsがあり、Gmailがあり、Google Calendarがあり、Google Homeがあります。 そしてAppleにはiPhone/iPad、iTunes、Siriがあります。 AmazonにはPrime Video/Music、買い物データ

Under Armour Record Equipped - センサー内蔵スマートシューズを試してみた

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着眼点は面白いと思うんですが…。 Under Armourのセンサー内蔵シューズ、Record Equippedシリーズ 出典: Under Armour社Webサイト 昨今は様々な用途のウェアラブルデバイスがありますが、その中でもエクササイズトラッキングは最も分かりやすいウェアラブルデバイス適用例のひとつです。自転車、ゴルフ、ランニング、ヨガ、などなど。 アパレル界隈でもアスレチック(Athletic exercise)とレジャー(Leisure)を組み合わせた「 Athleisure 」という造語のカテゴリが存在するくらい、運動をレジャーとして楽しむ人たちが増えているようです。そのくらいカジュアルに運動を楽しむ層には、本気でタイムやスコアを狙うまで行かずとも、自分のパフォーマンスがどの程度で、周囲の友人と比べてどうなのか、を定量化するニーズというのは少なからずあるように思います。 そんな市場環境の中で最近急激に伸びているブランドがUnder Armour。スポーツアパレルブランドとして1996年に立ち上がり、今では米国の同カテゴリで AdidasとNo.2を争う立ち位置まで急成長 (リンク先はFortuneの記事)しています。 (ちなみにTopはNike。2015年にUnder Armourも一度No.2になったようですが、その後またAdidasに抜かれたようです) さて、そんなUnder Armour社が2017年1月にセンサー内蔵ランニングシューズ Record Equipped ラインの 新シリーズを発売 しました。早速入手し、3回ほど装用して走ってみましたのでレポートしてみたいと思います。 何がスゴイの? 足の甲部分に、センサー内蔵であることを示す Record Equipped ロゴがあります。 センサーは右足側の靴底部分に入っているとのこと。 私が入手したのは Under Armour Record Equipped シリーズの第3世代、 Europa RE (たぶんエウロペ アールイーって読む)、税抜き$160です。第3世代の中では最も重い(約10oz、約280g)ものの、ソールのクッション性が高く長距離ラン向けっぽいモノ。 このシューズのスゴイところは Bluetooth対応で、