マリオリフト / mariolift とは?

マリオリフトとは?


マリオリフトとは、主にラーメンの写真をソーシャルメディアにポストする際、麺を箸で持ち上げて撮影すること。配膳直後の状態でははっきりとは写らない麺を明確に写すことで、そのラーメンの特徴をより良く伝えることを目的としています。

TV業界などでは「箸あげ」とも呼ばれるそうです。確かに食系のTV番組で、箸で麺を持ち上げて麺をドアップで撮ったり、カレーをスプーンで持ち上げて撮ったり、というのは見たことがありますね。

敢えて違いを指摘するとすれば、「箸上げ」は「おいしそうな、シズル感のある絵を撮る」ことが目的であるように感じます。故に麺から立ち上る湯気をきちんと撮ったり、逆に絵を分かりやすくするために丼や器はあまり絵に入れないことが多いように思います。

一方で「マリオリフト」は、当該ラーメンの全体像をきちんと画角に収め、そのラーメンが全体としてどのような構成なのかも残したいと思います。

飯田橋大勝軒 豚麺でのマリオリフトの例
この写真は、いわゆる二郎系ラーメンですね。配膳直後は野菜や豚肉に隠れて麺が見えません。そのまま撮影してもラーメンの特徴は伝わりますが、一方でラーメンの重要な要素である「麺」がここまで太いことは、マリオリフトをして始めて伝わります。


由来


私が始めたから「マリオリフト」と名づけました。ええ、それだけです。


その他の例


即席ラーメン「ラ王」でのマリオリフト

こちらは、特に具沢山ではないので配膳直後でも麺は見えますが、麺を持ち上げて、かつ麺にフォーカスを当てることで背景のドンブリにボケが出ます。すると、ラーメンの重要な要素である麺に意識を集中させることができます。


サンフランシスコ南、サンマテオ市にあるGinjiのラーメンでのマリオリフト

こちらは少々良くない例です。麺を持ち上げたのは良いし湯気が撮れているのはおいしそうですが、麺でラーメンの具が隠れてしまっています。実はこのラーメンには「おろしニンニク」を追加しているのですが、麺でそれが隠れてしまいました。

同、サンマテオ市にあるHimawariの坦々麺でのマリオリフト

こちらもあまり良い例ではないですが、麺が見えないところを持ち上げることでストレート細麺であることが分かりますね。麺が隠しているのはパクチーのみなので、先ほどの例ほどは悪くないと言えます。


類例


類似の言葉として「川名リフト」があります。こちらは、私が昔勤めていた会社におられた営業マンの川名さんという方が始めた方法で、麺を箸で高く持ち上げ、ダイナミックな構図で撮ることが企図されているようです。

川名さんのことは個人的にも存じ上げており、彼は写真に関わる仕事をしておられます。ゆえに「写真としての面白さ」に力が傾いているのではないかと思います。

一方で私は写真の素人、ただのラーメン好き。なので、ラーメンの魅力をよりよく伝えるための手法としてマリオリフトを始めました。


皆さんも、麺類の写真をソーシャルメディアで共有する際には是非「マリオリフト」を試してみてください。その際、ぜひハッシュタグ「#マリオリフト」「#MarioLift」をつけてみてくださいね。

Facebookの#マリオリフトはこちらから


番外編


これをマリオリフトと呼ぶかどうか私も若干迷いつつ、でもおいしそうな、かつ料理の全体像が分かる写真…ということで番外として掲載。

すき焼きの牛肉。ちなみに、左がすき焼き右がしゃぶしゃぶというゼイタクな鍋でした。

ツッコミどころはいくつかあって、そもそもこれ「入れてる」のであって「持ち上げてる」のではないのでリフトと言わないのでは?(英単語のliftには「移動させる」というニュアンスもあるのでいい気もしてます)とか、ニクとシラタキは離した方がいいのにニクの下にシラタキがあるぞどういうことだ、とか、あるわけですが、あまり気にしないことにします。





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